20世紀型個人ホームページの効能

この記事は 個人ホームページ訪問 Advent Calender 2024 1日目の記事です。

「On Golden Pond」
https://www.doncha.net

▲ウチのリンクとリンクバナーです。ご自由にどうぞ。

SNSで「いいね」や「ブースト」などが気になってしまったり。ブログでブックマークされたり言及されたりして見にいってしまったり。

ページビューだとかSEOだとかコンバージョンだとか変なカタカナとか横文字に追いたてられたり。

そういうのは疲れるだけだし、もうどうでもいい。もっと簡単シンプルなものでいいよね?

というのが、自分のためだけの個人ホームページを今さらまた作るきっかけで、ご訪問いただいてるこのホームページとなりました。

以下は、うちのホームページ自慢です。
…というか、20世紀型ホームページ、単純なホームページはいいぞ!面白いぞ!楽しいぞ!
ということをだらだら書き散らかしました。

個人サイト、個人のホームページで、「こうあるべき」などということはありません。
自分の好き勝手に作るシロモノなので、自己満足といわれると「それまで」ですが、「それ」が面白いんですよねえ。

20世紀型ホームページ??

  • エディタでHTMLとcssを書く(HTMLファイルを手作業で作る)
  • レンタルサーバーにFTPでアップロードする

ジオシティーズなんかをご存知でしたら、そんな感じ(インターネット老人会)

わたしはbiglobeが最初でその後、レンタルサーバーのロリポップのライトプランを2007/4/18からいろいろと利用していて、今回また改めてまたロリポップでホームページを展開してます。
HTML本文を書くエディタは「vim」
アップロードするためのFTPは「lftp」(linux)か「winscp」(WINDOWS)
という構成です。

    On Golden Pond
  • ペラ1枚
  • ストレスフリー
  • 箱庭療法かも

【ペラ1枚のページ】

アクセスして見えるものがすべてのペラ1枚のページで作ってます。

これまで、わたしのサイトはほぼ全部perlなんかで動的に表示させていて、裏側でデータベースを使ってコンテンツを作ってたりスパム防止でURLチェックをしてたり。いろいろ動かすのでアクセスしてから表示が完了するまで、ほんの少し待たされます。
これは、アクセス、訪問したひとを意識して、ページを出しているということなんですが、このほんの少しの間がどうなの?と。

個人ホームページはそういうのが何もないペラ1枚なので、アクセスしたら表示は「超っ早」で笑ってしまうほど。

なにもしてないので、当然っちゃ当然の話で、20世紀型のホームページを21世紀の今どきの回線で流すわけですからなおさらです。

ページの表示が終わったらそれっきり。javascriptなんかも使ってないので、ぬるぬる~っとスクロールしたり、ほわぁっと画像が浮びあがる、なんて演出もありません。
ホームページを訪れたひとの意図に反するような動きはありません / できません。ブラウザで操作するだけ、しゃきっとすっきり動きます。閲覧できます。

WEBの最適化でいろいろ言われてますが「WEBは早いのが正義」だけは全面的に賛成です。

【書いたものがそのままのストレスフリー】

エクセルやワードなどのofficeソフトでもありがちですが。

    頼んでもいないのに
  • リスト表示になったり
  • インデントされたり
  • 太字になったり

イライラしませんか? わたしは舌打ちが止まりません。

今回作ってるホームページはhtmlを直打ちしてます。
90年代に作ってた頃を思い出しながら / 懐しみながら、エディタでhtmlとcssを書いてFTPでアップロードという20世紀型。

文章を書いたら「<p>」と「</p>」で挟むし、改行をしたければ「<br />」を入れる。
リスト表示にしたかったら「<ul>」や「<ol>」と「</ul>」「</ol>」で囲んで「<li>」と「</li>」で挟む。
インデントしたかったら「margin-left:1em」とか「padding-left:1em」などのスタイル(css)を入れる
太字にしたかったら「font-weight:bold」なんかのスタイル(css)を入れる。

いちいちこんなのを書くのは面倒くさいんですけど、頼んでもいないのに右寄せにされたり、太字にされたりして、それを直すよりよっぽどマシです。

ページを作ってる時に余計なお世話にイラつかずに済むので
「やりたいこと」「やってること」「できあがり」が直結してます。

なにやら脳汁、ドーパミンだかセロトニンだか溢れてゾーンに入ってしまう感じすらあります(ほんまか)
自由にhtmlのタグやスタイルを使えるので、レイアウトデザインなんかを考える楽しみもあります。

【ホームページで箱庭療法】

そもそも、わたしの場合、インターネットで世界に向けて発信するようなものも持ち合わせてなくて、そのホームページ必要あるの?問題。

コンセプトも全体の構成もない状態、思いつきのつけ足しで作っていて、レイアウトはぎりぎりそれっぽい体裁になってると思うんですが、デザインは酷いありさま。
ていうか、デザインなどどこにもなく、ビジュアル?ナニソレ、なにもないんかいっ!というテイタラク。

…誰がみてくれるんだか。
それでも、作ってて面白いのはなんでだろうと、自問自答というやつをしてみると2つあって。

↓ホームページのメニューを考える、探す
↓こんなことやってたっけかを見つける
コンテンツになるじゃん。

↓HTMLとCSSを手書きする
↓表示確認する
思ったものがカタチとなる、具現化する。

(意識高い系言語でいうところの)「自分の棚卸し」と「自己表現」になってるのが、たぶん面白いんだと思います。
なので、ウチの場合、文字通り「個人」ホームページというヤツです。
テーマとかコンセプトも特にありません。強いて言うなら「コンセプトはオレ」です。

誰かに見てもらうとか承認欲求なんかは関係のないところ、ホームページを作ること自体が目的で、ユング派の箱庭療法みたいなもんです。

(とはいえ、何か少しでもお役にたてるものにしようとは思ってます。はい)

今日時点のメニュー

  • ひまつぶし雑記帖
    1998年から続けてる日常雑記です。最初はHTMLを書いてたんですが、途中からperlで自作ブログにして継続中です。
    断続的にでも、25年以上日記を続けてるわけで、そこに妄執とか狂気を感じさせる何かあれば面白い読み物になったんでしょうが、平凡な日常雑記をだらだら書き殴ってるだけの凡庸です。
    とはいえ、電子書籍やperlのネタなど、いまだにアクセスされてるエントリもあって、そのあたりは少しお役に立てているかもしれません。
  • ため池::ところてん
    2023年8月頃にperlで自作実装したおひとり様ActivityPubサーバーです。こいつのせいでFediverseに入り浸ってます。

↑以上はブログとSNSで21世紀型 (更新情報というか生存証明は21世紀型です。すみませんすみません)

↓以下がペラ1枚の20世紀型

  • 欠片・駄文集
    ネタ、小話系の書き散らしを晒してみようとメニューに追加。
    というか、今年、初めて読んだ須永朝彦の耽美小説にびっくり。ヴァンパイアものはそのビジュアルが目の前に広がるようでハマってしまい、いい歳して二次創作をひとつどうしても書いてみたくて、作ったページです。
    『須永朝彦小説選』須永朝彦著 / 山尾悠子選 (筑摩書房)
    ↑まじオススメ!!!
  • 電子書籍(フリー)
    青空文庫などの成果物を使わせてもらってepub3の電子書籍を制作して並べます。ご自由にダウンロードしてご利用ください。
    中学の頃に夢中になった吉川三國志を復刻してくれた青空文庫には大感謝。全巻、電子書籍化するつもりです。
    小泉八雲の『怪談』、ドストエフスキーの『罪と罰』など、いま読んでも全然古びてないので改めてオススメできます。
    怪談は異世界が現実と地続きに「語られる」ところがやっぱり新鮮で引きこまれますし、 罪と罰は美形の殺人者や少女の娼婦など盛りだくさんで、脳がバグるぐらいです。

    般若心経は縦書き総ルビ。初めての般若心経でもこれがあれば声に出して読めます。お墓参りや法要のお供にスマホに入れておいてはいかがでしょう。
  • お気に入りやイベント
    つのだひろの「ゴスペル般若心経」と2ch版「超訳 般若心経」を並べたくて作ったページ…なのに、このアドベントカレンダーのエントリも。
    ちょっと考え中のメニューです。出かけたら出先で撮った写真なんかを並べたページでも作ろうかと思ってます。
  • ActivityPub自作実装
    perlでActivityPub自作実装した時のメモ。Activityの具体例などを並べてます。
    Fediverseのアカウントとして認識されること / リクエストにHTTP署名をつけること。
    このふたつさえクリアしてしまえば、あとはActivityPubのお約束、決まり事どおりにActivityを作ってキャッチボールをするだけなので、手順と運用のネタが多くなりそうですが、できるだけActivity、JSONの具体例をつけます。
    いよいよXが大変な様子で、AcrivityPubを喋って繋がるFediverseに注目が集まりそうですし、今が旬のネタ、かも。
  • おすすめリンク集
    リンクページは必須。
  • 当サイトについて
    aboutページも必須。

個人ホームページはなんでもあり

SNSのように他人を気にすること、気に病むことなど、ひとつもなくて自分の好き放題にやれるのが個人のホームページ。

かかる費用は、レンタルサーバー代とドメイン代…て、無料ホームページのサービスもあって、ハードルはめちゃくちゃ低いです。
個人サイト、ホームページが溢れかえって乱立するインターネットも面白いんじゃないかと思います。

[2024-12-01 00:00:00] v1.0.0

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