SNSとブログとホームページと / 雑感
この記事は Fediverse (4) Advent Calendar 2024 12日目の記事です。
去年2023年の8月頃、perlでおひとり様ActivityPubサーバーを自作実装して、ほかのSNSからFediverse集落に移住しました。
無謀にも去年の Fediverse (3) Advent Calendar 2023 にActivityPubサーバーの自作実装ネタで参加させてもらいました。少しずつ作っていくのが楽しくて書くネタには困りませんでした。
ひと通りの実装が済んだら、すっかりFediverseは日常となってしまって、Fediverseについて改めてネタもなく今年は拝観させてもらうだけかなあ、と思ってたんですが時間も取れたのでちょっとだけ参加させてください。
- 自分なりのネットの棲み分け
- 巨大SNSとFediverse集落群
【SNSとブログと個人ホームページ】
- SNSは言葉を放流・投げるところ
- ブログは言葉を定着・蓄積するところ
- ホームページは言葉をパッケージ化するところ
こんな棲み分けかなあ、と思ってます。
SNSは"Note"だし、blogは"Article"なのでそのまんま、です。
SNSは言葉のキャッチボールでほかのひととの交流の場所。
ActivityPubを実装していて、リクエストのやりとりが想像以上に多くてびっくりでした。それこそ毎分毎秒リクエストが飛びかってます。投稿はもちろん、いいねやアナウンス(リツート/リノート/リポスト)、絵文字リアクションなどなど、途切れることなく流れてます。
言葉のキャッチボールというのをこんなところで実感してました。
1998年から25年ほど日常雑記をつけてます。
当初はHTMLをエディタで書いてFTPでレンサバにアップロードしてたんですが、2000年にperlで自作CGIにしてブログが流行った頃、ブログっぽいものにリニューアル。
ブログって何?てことでブログサービスを眺めて実装していきました。
その実体は文章の蓄積で、それをどうやって見せるか引っ張り出すかということだろうと思います。タグづけなんかが分かりやすい例かも。
(trackbackで繋がったり、コメント機能があったりしたんだけど、一部好事家のおもちゃ程度だったという印象で、RSSを実装してもそれほど拡散できてたかということもなさそうでした / ウチの場合ですが)
今年、個人ホームページをまた始めました。
これはSNSやブログとは違って、ほとんどアクセスなどなく他者を意識しないで済むのが気楽というか、ホームページを見てもらうことではなくて、ホームページを作ることが目的。ユング派の箱庭療法みたいなもんです。
この3つの滞在については
Fediverseに入り浸って妄言を放流しつつ、たまに思いつきを定着させるためにブログを書いて、もう少し形になりそうだったらホームページにページを作る。
てな感じです。
【巨大SNSとFediverse集落群】
Xが政権入りしてまたひと騒動ですが、おひとり様ActivityPubサーバーに移住してからほとんど見なくなりました。
Facebookもinstagramも同じくログインすらしてないので、いまの巨大SNSの実際のところはわかってません。
なので、以前の記憶での比較になります(これ以外のSNSのこともあまりわかってません)
Fediverseは検索が弱くて拡散力に期待できない。
と、よく言われてます。
たしかに検索が弱くて、どこでどう検索したら欲しい情報に当たるのかもどかしい思いをします。実際、同じような趣味のひとを探すのもひと苦労でした。
レコメンドもないし、あちこちに拡散する仕組みも見当たりません。
でも、Fediverseの集落群には繋がりの強度みたいなものがあるんじゃないかと思ってます。今のおひとり様ActivityPubサーバーでは、twitterだった頃よりフォローもフォロワーも少ないんですが、リアクションはこちら、Fediverseの方が多いです。フォロー関係が強い印象です。
それが何に起因してるのかよくわからないんですが
アプリなんかのUI的に絵文字だったり、ActivityPubの仕様的に集落の規模感だったり、集落「群」という形態だったりするのかもしれません。
えっと、何をすればいいんだっけ?という入植のハードルはありますが、その分、一度集落に入りこむことができるとめちゃくちゃ居心地のいい場所ですよね。
以上、だらだら雑感、失礼しました!
Fediverseのどこかでお会いすることがありましたらよろしくお願いします。
まだすこし早いですが、みなさまにとって、来年(は|も)健康で良い年でありますように!
@t2aki@tokoroten.doncha.net
[2024-12-12 00:00:00] v1.0.0